1)2次元照射から3次元照射へ (1990年代~) 放射線治療は、1990年前半までは単純なX線画像により放射線を照射する部位を把握し、手動で鉛を置くことで、2次元的に照射範囲を調整していました。1990年代後半からは、マルチリーフコリメータと呼ばれる照射する範囲を調整するマルチリーフコリメータとCT画像が導入されました。両者を用いることで、がんと体内の各臓器に照射される放射線量を、3次元的に計画・予測することが可能となりました。これが、3次元放射線治療と呼ばれる手法です。