痛み、出血、呼吸苦、しびれ、歩行困難などは、緩和的放射線治療で改善できることがあります。
治療は短期間で、日帰り1回で行える場合もあります。
緩和的放射線治療の特徴
・副作用は非常に軽微
・治療期間は2週間以内
・日帰り1回のみの治療も可能
・複数部位や再照射に対応できる場合も
緩和的放射線治療
以下のような症状がある場合は、早めの治療が有効です。
・強い痛み(特に骨転移)
・麻痺やしびれ(神経圧迫)
・出血(血痰・血尿など)
・呼吸が苦しい(気道狭窄)
他病院に入院中の方や通院が難しい場合は、当科で入院治療も対応させて頂きます。是非、ご相談下さい。
緩和的放射線治療の施行を急ぐべき因子
(医療者向け)
QOL低下の主因となっている
神経への進展
麻痺・脱力、神経障害性疼痛(放散痛)
脊髄(脊柱管内)、骨盤神経叢、腋窩神経叢
腫瘍出血 (血痰、血尿、血便、血性帯下)
気道狭窄・無気肺
骨転移
疼痛が強い、鎮痛剤の使用量が多い
溶骨が強い
荷重骨(脊椎、四肢骨、骨盤骨など)
全身治療の奏功が期待しにくい
多剤耐性例、全身治療の感受性低い
増大によりQOLの低下が容易に予期される
緩和照射により痛みが改善し歩行可能となった例
緩和照射前

脊椎の骨転移
疼痛・しびれ・歩行困難
緩和照射後

骨転移の消失・骨再生
疼痛消失・歩行可能に
緩和照射を施行した病変は、がんの種類によって差異はありますが、特に骨転移では症状緩和に加えて数年単位で増大を回避できます (下表参照)。
緩和的放射線治療による骨転移の局所制御

日帰り緩和照射(単回照射)
在宅療養中の方や、緩和ケア病棟に入院されている方に、日帰りでの治療も可能です。
骨転移の疼痛、腫瘍からの出血、粗大な転移病巣に伴う症状の改善を目的に、通院の負担を最小限に抑え実施できます。

がん種別の放射線治療の適応の詳細は、こちらをクリックして下さい。
肺がん、乳がん、膵がん、食道がん、喉頭がん、咽頭・鼻のがん、甲状腺がん、悪性リンパ腫、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、腎がん、大腸がん、肝臓がん、胆のう・胆管がん、胃がん、脳腫瘍、皮膚がん・悪性黒色腫、小児脳腫瘍、小児固形腫瘍
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